新潟貯蓄銀行が1915年に発売した「100年定期預金」が満期、年利6%(1年複利)で元本1円が339円30銭に: 金利が高い銀行を調べてみる。


(スポンサード リンク)
2015年11月13日

新潟貯蓄銀行が1915年に発売した「100年定期預金」が満期、年利6%(1年複利)で元本1円が339円30銭に

毎日新聞の記事[1]で、

  • 大正時代に発売された年利6%の「100年定期預金」が、今年(2015年)に満期を迎えた。
と報じられていました。

預金商品の概要は次の通り。


販売した金融機関新潟貯蓄銀行(※1944年に第四銀行と合併)
発売年1915年(大正4年)
大正天皇の即位大礼を記念して発売された。
預入期間5〜100
適用金利100年ものは年利6%(1年複利)。
1円を預けると、満期には339円30銭になる。
現在の取扱銀行側での申込者名簿は所在不明になっているが、当時の預金証書は今も有効であり、お金を下ろすことはできる。

今の日本では想像さえできない預金利率であり、また満期時には元本の300倍を超える(1.06100倍)ことから、当時はまさに夢のような商品だったと想像されます。

また定期預金の満期が「100年」というのも、現在では全く考えることが出来ない時間的なスケールですが、それだけ当時は、国や社会の発展・成長というものに大きな希望があった、ということなのかもしれません。

しかし貨幣価値は、現在は当時の数千倍〜1万倍になっているとのことで、時の流れの残酷さを痛感するものであり、それだけに「子孫に一財産を残そうと申し込んだ人もいたとみられる」というのが、何とも切ないです。

翻って現在は、定期預金では年利0.6%のものすら殆ど見当たらず、100年間での経済状況の変化を示す点でも、今回のニュース記事は非常に興味深いものだと思います。


※参照資料:
[1]100年定期預金:満期に 旧新潟貯蓄銀行、大正4年募集 第四銀行、証書有効「下ろせます」 市民から問い合わせ /新潟(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20151112ddlk15040034000c.html

(スポンサード リンク)